人を許すということ
7月
2018
2018
09
お茶の間心理学<№12>
どうしても、怒りが収まらない時があります。
人は、怒っている自分を「このままではまずい」と
どうにか、怒りを鎮めようと努力をします。
しかし、これがそう簡単なことではないことを
私たちはよく知っています。
抑えようとしても
またどこかで、じわじわとうずいてきてしまいます。
できた人間になるには
もっと流せるようにならなければ・・・
このような時によく聞かれることは
「相手を許しましょう」という言葉です。
本当に、許すことができれば
怒りが収まるのでしょうか。
どうにか、こうにか
「許してやった」くらいで
折り合いをつけようとするのかもしれませんが・・・
そこで
「なかなか許せないんです」と
おっしゃる方のカウンセリングを
私はお引き受けすることになるわけです。
私がお伝えするのは
「その怒りの意味を大事にしましょう」
「相手を許せないあなたを許しましょう」
という言葉です。
怒りの意味を
丁寧に、じっくりお聴きすることが私のお仕事です。
時には理不尽と感じている気持ちも
お聴きすることになります。
『しっかり感じて、考える』
悩みや苦しみから抜け出す方法は
これしかないと考え
日々、お話を聴かせていただいております。