機は熟す

じっと待つ

そのときを、じっと待つ

雨のひとしずくをこんなに待ったことが
今までにあっただろうか

でも、そのときは必ずやってくる

じっと待って

ただ、じっと待って

そのときがやって来るのを、待つ

幸せの一瞬

世界中の人が、空を見上げた
一瞬の静寂と歓声の輪が広がる
武器を置き、争いをやめて

しかし、数分後
また元の世界が戻る
いったいあれは何だったんだろうと・・・

続いて欲しいと思うことがあります。
もう二度とあって欲しくないと思うことがあります。

何十年に一度しか起きないこと。
それはそれは、大事に丁寧に扱うことでしょう。
でも、どの一瞬も同じ重さではないかと思うのです。
どんなときの自分も、大事に丁寧に扱いたいと思うのです。

写真は不思議です。
過ぎてしまった一瞬が、記憶の中から蘇ります。
いま、ここに、存在するかのようにはっきりと。
そのときの空気も、においも、興奮も、感謝も。

カメラを向けるとき
今が幸せの一瞬であることを意識することができます。
過ぎ去ってゆく日常に
いつもカメラを向けていたいと思うのです。

さくら

あなたは、光・・・

それとも、陰・・・

期待に応える色を見せて

けれど、今どこまでも続く空を透かして

それも期待に応えてくれているのかしら
それとも
まだ知らないあなたを見つけた
わたしの興奮を楽しんでいるのかしら