“いまここで”と歴史

輝く一瞬がある

重く感じる一瞬がある

どんな一瞬も
同じ時の流れのひとコマ

この木は
どれだけ多くの一瞬を見てきたのだろう

ともに、ここに居ることに幸せを感じたのだろうか

ともに、怒りに振るえたのだろうか

ともに、涙を流したのだろうか

すべてを許し
切なさに耐えたのだろうか

それでもこの季節には
輝く一瞬を忘れない

そして
それを何百年も続けている

決して、どの瞬間も
ひとつとして同じではなかっただろう

一瞬の輝きの下で
時を重ねることへの尊厳を感じる