東日本大震災に関する支援活動
【長期支援 第3次】平成27年(2015年)10月~平成28年(2016年)9月
  石巻市内仮設住宅における被災地支援活動
 ◇目的
(1)長期化する仮設住宅の生活によるストレスの軽減と、心理面の個人差を重視したこころのケアを行う
(2)支援する立場の方をサポートする
(3)被災地の現状を伝え続ける
(4)支援活動に参加しやすい環境をつくる
(5)支援活動の体験を、それぞれの地域で活かす  


 ◇実施状況
  ※4団地…大森第2・3・4団地、飯野川校団地、 追波川多目的団地、追波川河川団地
  平成27年11月12日(木)13日(金)14日(土) 50th
【スタッフ】 認定カウンセラー4名、メンタル・サポーター1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ43名、居宅訪問31名

【こころの日記】
 仮設住宅から、復興住宅に転居される方が出てきています。
 何回も抽選の結果まだ決まらない方、抽選で行き先が決まったものの完成予定が3年後の方
 今後に迷いがあって決めかねている方・・・が、現在の仮設住宅の住民の方々です。
 住民の方の様子が変わってきているように感じました。
 取り残されたような感覚、気力がわいてこない感じ、ちょっとあきらめの言葉も・・・
 「あしゆさん」は、今までと変わらずお邪魔することで、応援したいです。
  平成28年1月14日(木)15日(金)16日(土) 51th

【スタッフ】 認定カウンセラー4名、メンタル・サポーター1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ43名、居宅訪問35名

【こころの日記】
 大森団地の住民の方が、事前にチラシを配ってくださいました。
 足湯によく来る方が、あまり住宅を出ない方を誘ってきてくれました。
 でも、住民間でまとまって何かをすることが、難しくなってきているようです。
 ある自治会長さんが
 「もうボランティアはいらないんじゃねえの?って言われたけど、とんでもない!今が一番必要な時なんだ」
 「何かをやろうって思っても、活気がないんだよね」
 「みんなを元気づけようと考えるんだけど、自分だけが空回りをしている感じなんだよね」
 足湯をしながら、いろいろな声をお聴きしています。
 もしかしたらもうお会いすることができないかもしれない・・・その方を思いながら帰ってきました。

  平成28年3月10日(木)11日(金)12日(土) 52th

【スタッフ】 認定カウンセラー4名、メンタル・サポーター1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ45名、居宅訪問20名

【こころの日記】
 発災から5年が経ってしまいました。
 前回、もしかしたら、もうお会いすることができないかも・・・と気にかけていたYさん
 毎回来てくださっていたので、とても寂しいです。
 伝授してくださっていた健康法を、やっていますよ。
 今は娘さんの思いをお聴きしています。

 2月に、さいたまでのイベントで、ボランティアさんたちがティッシュケースを作りました。
 お茶っこと居宅訪問のときに、お土産としてお届けすることができました。 
 多目的団地では14:46、住民の皆さんと外に出て、雄勝方面に向かって黙とうをしました。
 11日の夜は、『3.11なとり・閖上追悼イベント2016』に加えていただき
 5年の歳月が、本当に走馬灯のようによみがえってきました。

  平成28年5月12日(木)13日(金)14日(土) 53th

【スタッフ】 認定カウンセラー4名、メンタル・サポーター1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ42名、居宅訪問30名

【こころの日記】
 熊本県を中心に今も続いている地震のことが、話題になりました。
 前回訪問していた3月11日
 仮設大森第4団地の集会所では、『ラーメン炊き出し会』が行われました。
 開催したのは、はるばる熊本からやってきた〝九州ラーメン党“の皆さん。
 代表の方は益城町の方でした。
 皆さんのご無事が確認でき、ほっとした自治会長さんは  支援金の募金を始めています。
 私たちも参加させていただき、このつながりに感謝です。

 「復興住宅へ移る前に、ここで終わるんだべ」とお話されていた最年長のAさん
 突然のお別れ、寂しいです。
 あの豪快な笑いに元気づけられ、その奥に感じられた悲哀に尊敬の気持ちがわいていました。

  平成28年7月14日(木)15日(金)16日(土)17日(日) 54th

【スタッフ】 認定カウンセラー4名、メンタル・サポーター1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ35名、居宅訪問28名

【こころの日記】
仮設大森第4団地でラーメンの炊き出しをしていた、熊本県益城町の“九州ラーメン党”の皆さんを支援したいと、埼玉県でも募金を呼びかけました。

集まった支援金を、第4団地の自治会長さんに託しました。
東日本大震災、熊本地震の、一日も早い復興をお祈りいたします。。
仮設住宅から復興公営住宅へ、転居される方が増えています。
移転を待ち望んでいる方々のこころのケアは、つながりを切らずに訪問し続けることと感じています。

7月17日は、長面地区の八雲神社の例大祭が、今年も行われました。
舟の上でのお囃子と踊りからは、住民の方々の祈りと願いが伝わってきました。
 追浜川多目的団地
 追浜川河川団地
 飯野川校団地
 大森第3団地
 大森第4団地
72/103戸
56/91戸
44/ 74戸
70/216戸
54/150戸
69.9%
61.5%
59.5%
32.4%
36.0%
  平成28年8月18日(木)19日(金)20日(土)21日(日) 55th

【スタッフ】 認定カウンセラー8名、傾聴ボランティア5名、学校カウンセラー4名
       埼玉カウンセリングセンター2名、学生1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ15名、居宅訪問5名

【こころの日記】
3回目になる「被災地支援活動の体験と視察ツアー」を行いました。
初めての方、2回目の方、3回目の方。
それぞれ、住民の方のお話を伺いながら、様々の感想を持ったようです。
けれど、一番遅い方が復興公営住宅へ転居できるのは3年後という話に、できる限りボランティアに来続けたいという気持ちは、皆共通でした。
大森第4団地は、夏祭りの真っ最中。
名古屋の中学生、東北大学の学生、気仙沼のボランティアの方々のお世話になりながら、お祭りを盛り上げてきました。

  平成28年9月8日(木)9日(金)10日(土)11日(日) 56th

【スタッフ】 認定カウンセラー3名、傾聴ボランティア1名
【利用者(4団地)】 足湯・お茶っこ42名、居宅訪問8名

【こころの日記】
いつもの活動のほかに、musica fiore のコンサートを大森第4団地、河川団地、多目的団地で行いました。 →BLOG
NHK朝の連続小説のテーマ曲から5曲、エルガーの「威風堂々」のあと、一緒に歌うコーナーもあり、皆さんゆったり楽しんでいました。
アンコール曲も、大森第4団地はいきものがかりの「ありがとう」、河川団地は「青い山脈」、多目的団地は綾香の「にじいろ」と、様々でした。
矢口さんはヴァイオリンを、山口さんはキーボードを、大宮駅から担いできてくれました。
本当に、皆さんの努力と温かさに支えられた活動です。

ごあいさつ

 この活動で、平成23年9月から今回までの5年間は、中央共同募金会の『ボラサポ支援金』の応援をいただいて進めてまいりました。
 入居直後から訪問している4つの仮設住宅は、最終転居が平成30年12月と伺っています。

 私たちは、「最後まで、つながりを切らないこと」を目標に、これからも活動を続けていきます。
 なお『ボラサポ支援金』事業は、今回の第18次をもって終了となります。
 活動を続ける工夫の一つとして、当団体独自の『石巻サポート基金』を作りました。

 また、活動の様子は引き続き、このページでお知らせしていきます。
 当団体の今後の活動に関心がある方、資金の応援を考えてくださる方は、ご連絡をいただけるとうれしいです。

  <石巻サポート基金 口座名> 
三菱東京UFJ銀行  上尾(アゲオ)支店  普通預金 1309270
特定非営利活動法人埼玉カウンセリングセンター 代表理事 高倉恵子
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埼玉こころのケアセンター 所在地
住 所  〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-780-7
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電 話  048-650-6514
F A X  048-650-6514
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